2023年12月の片岡 美紀子の記事
「手打ち」
いつもHPを閲覧していただきましてありがとうございます。
さて最終回は『手打ち』についてです。
このワードも定義が曖昧のような気がしますね。
いろんなレッスン動画を見ても、巷で言っている事を聞いても、どれもしっくりくることが無いです。
手打ちが悪みたいになっていますけど、本当にそうなんですかね?
ということで、ブリヂストンゴルフアカデミー的考察をまとめたので最後までお付き合いください<(_ _)>
手打ちがいけないとされる理由
手打ちがいけないとされる動きというのは二つあり、
一つ目はフェースを返す動き。すなわち、意図的なローテーション。
二つ目はヘッドスピードを上げようとする動きです。
スイングにおいて手の役割は、クラブコントロール(フェースコントロール)と力の移動という二つの役割が代表的です。
クラブコントロールは主に、インパクト時、ボールへアジャストする時にフェースをスクエアに保とうとする動き。
力の移動は、コック&リリースを指します。
前回、『腰を回す』の回でお話しした通り、二重振り子理論に当てはめると手打ちの要素は入ってきません。
※参考までにこちらをご確認ください
という事から、手の話は一切出てきませんね。
なので、手を返さない(手打ちにしない)ことが基本の動きとなります。
どうしても手を返す動きが入る場合は以下が考えられるでしょう。
・テイクバックからフェースを開いて上げている
・スイング中、何かしらのエラーが出て手を返さないと掴まらない
・クラブが自分のスイングタイミングに合っていない……etc.
また、ヘッドスピードを上げようとしている場合は、
・下半身が使えていない
・地面を踏む力が弱い
・腕を振っている……etc.
が挙げられます。
とまあ、こんな感じで言えるかなと思いますが、ある程度の手打ちは構わないと思いますよ。ただし、これができていればですけどね。
それがこちら。
・正しい手打ち
・狙ったところに打てる状態である
『正しい手打ち』は、両足を揃えてフルスイングをします。
その状態でいつもの飛距離が出せていればOKです。そのまま継続してください。(バランス崩しちゃダメですよ)
『狙ったところに打てる状態』は何も言いません。そのままどうぞ。
今回はここまでですかね。
まとめると、手打ちは絶対悪ではないですけど、きちんとスイングを理解した上で、どうしようもない場合は手打ちをしても仕方ない。という事になるでしょう。
今回の話はちょっと伝わりづらい内容であったかも知れませんが、思い当たる節がある方は、是非ブリヂストンゴルフプラザ前原へ行ってみてください。
きっと親切丁寧に説明してくれると思いますよ
(お試しレッスンを随時開催しておりますので、ぜひとも受講してみてください)
最終回までお付き合いいただきありがとうございました!!!
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「クラブが寝る」
いつもHPを閲覧していただきましてありがとうございます。
今回は『クラブが寝る』です。
これね~インサイドから降ろす意識が強くて、更に右脇締めて降ろすからなんです。
それともう一つ。ヘッドを動かす力の入れ方や握り方になっていない場合もこのようになってしまいます。
今流行りの『シャローイング』。これはわざとクラブを寝かせて降ろすやり方ですよね?
クラブがインサイドからなかなか降りない人にはヒントになるかも知れませんが・・・・・・。
という訳で、一旦こちらをご覧ください。
このポジションがオンプレーンの場所です。
この状態から、正しい体を使う順番を行うと、クラブは勝手にボール位置へ戻ります。(正しい体を使う順番は『腰を回す』の回をご覧ください)
正確に言うと、ドライバーとアイアンは若干違いますが、ドライバーの場合はヘッド重心の重力方向のエネルギー+シャフトの撓りが入ることで、ややインサイドから降ります。(もちろんプレーン角も影響します)
この動きが強すぎるといわゆる『クラブが寝る』状態になりますが、余計な動きを作ってクラブが寝る状態はどうなんでしょうね・・・・・・。
少なくともブリヂストンゴルフアカデミーのインストラクターは先に話した内容(インサイドから降ろしましょうとか右脇しめてとか・・・)を教えることはありません。
まあ、それはさておき、勝手に寝る人もわざわざ寝かせている人も、基本を理解して正しいスイングを身に付けましょう。
それがこちら↓
気になった方は、ブリヂストンゴルフプラザ前原まで!
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「腰を回す」
いつもHPを閲覧していただきましてありがとうございます。
今回はゴルフスイングでは定番中の定番、『腰を回す』です。
皆さんはこの『腰を回す』って意味をどう捉えてますか?
腰を回して何をどうしたいんでしょうか?
回すことで何が良くなるんですかね?
恐らく答えを出すことは難しいのではないかと思います。
という事で、正しい意味と回し方を説明してみますね。
まずは、ゴルフ用語として使う『腰』の場所から・・・・・。
それは、『股関節』を指しています!(大きく言うと腰になるかも知れませんが・・・・)
ベルトのライン、いわゆる腰骨辺りを指している言葉ではありません!
ここを動かすには、いろいろと知っておくことがいっぱいあるんですが、その中のいくつか紹介しましょう。
なぜ、腰を回すのか
スイングには、「二重振り子理論」という理論が存在していて、その中の一部に「腰」というキーワードが入っています。
この内容は切り返しの部分を説明していて、主に上半身の動きを中心に説明されていますね。
何を説明しているかというと、この動きをすることで、ヘッドが加速する(=ヘッドスピードが上がる)ということがここに記されています。
でも、この動きを出すには、下半身の動きが最重要になります。
そしてこの動きが上手くいくと、いわゆる『良いスイング』となります。
その説明がこちら ↓
ここで『腰』というワードが出てきました。
でも、回すとは書いていませんね・・・・・・(-_-;)
レッスンの教科書にも腰を回すとは書いていません。
バックスイングは、テイクバックから更に振り上げていく動作。
ダウンスイングは右に捻った上半身を戻す動き。
としか書いていません。
切り返しからは『左足の踏み込み→腰→体幹→左肩→左腕→クラブ』の順で動かすのが基本です。
ということからまとめると・・・・・・・
『右に捻った上半身を左足の踏み込みをきっかけとして戻す事で、下から順番に左方向へ体は戻っていく』
となります。
なので、腰は回すのではなく勝手に回るということになりますが、一般的にザックリ『腰を回す』と言っているのは、ヘッドスピードを上げる為と言えますね。
腰を回す時に絶対必要なこと
腰を回すには、最低限抑えておきたいことがあります。
それは【柔軟性・可動域・筋力】です。
これも上記で説明していますが、これらが揃っていないと体を動かすこと、いわゆるヘッドスピードを上げることは難しいでしょう。
特に腰を動かす時に重要な股関節は、足首・膝との連動が大事になります。
この確認を行う事で、無理なく下半身を動かすことができるようになります。
もちろん柔軟性も大事ですが、無理な姿勢で無理矢理体を動かす事は怪我にも繋がるので、しっかりと自分に合った使い方を知っておきましょう。
ちなみに、筋力は主に地面を踏む時(左足の踏み込み)や、踏ん張る時(回転運動時にブレないように等)に必要です。
ここで間違っていけないのは、右足を蹴ることです。右足は蹴りません。蹴ると体は横に流れるので回しにくくなるんでね。。。。
ということで、今回はここまでにしておきましょうか。
いろいろ書きたいことが増えてきたので、残りはブリヂストンゴルフプラザ前原までお越しください。
アナタに合った腰の回し方(笑)がきっと見つかると思いますよ。
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